サワディカップ! りゅうたろうです。
タイでは既に2か月以上新型コロナの国内での新規感染者の発生がなく、感染予防対策で導入された多くの規制の緩和が進んでいます。特にタイへの入国を心待ちにしている方など、知っておきたいタイの入国規制緩和の動きなど最新の情報をまとめてみましたので参考にしてください。
非常事態宣言
8月31日まで更に1か月延長されました。
海外からの入国者の増加に対応し、感染予防対策を確実に実施するためとされています。日常生活における影響はありません。
タイへの外国人入国規制の緩和
6月29日、タイ政府の新型コロナ対策を統括するThe government’s Centre for Covid-19 Situation Administrationより最新の入国規制緩和の計画が発表されました。
6月29日の決定により入国が可能となった外国人は下記の通りです。
1.タイの労働許可保持者
2.労働許可証保持者の配偶者および子供
3.タイに居住する権利を持つ外国人
4.タイ人と結婚した外国人
5.タイで医療を求めている外国人とその介護者(Covid-19を除く)
6.留学生とその保護者
7.日本、韓国、シンガポール、中国、香港からの短期滞在の出張者
タイ入国に必要な手続き
7月16日にタイ王国大使館・領事館のHPで手続きの詳細が案内されました。
今回の案内では、入国可能な外国人の内、上記リストの1~4と6(1.タイの労働許可保持者、2.労働許可証保持者の配偶者および子供、3.タイに居住する権利を持つ外国人、4.タイ人と結婚した外国人、6.留学生とその保護者)が対象となっています。
【タイ王国大使館もしくは総領事館への入国許可証(COE)の申請】
タイ王国大使館のHPによると『タイ国籍を有しない者がタイに渡航する場合、事前にタイ政府が許可した特別便のみ認められます。したがって、これらの便で渡航を希望するタイ国籍を有しない者は入国許可証(COE)を申請し、一定の条件を満たさなければなりません。』とのことで、入国許可証(COE)の申請が必要です。
COE申請に必要な書類、および、申請方法はタイ王国大使館のHPにてご確認ください。
注意すべき点は、COE申請時に下記の書類が必要となる点です。入国が許可されるか否か確定していない時点で、医療保険とタイ入国後の隔離を行う施設(ASQ)の手配が必要です。
今回のタイ王国大使館による案内は、7月31日に運航する特別便のお知らせに合わせて案内がされています。今後も、特別便の運航予定が決まる度にタイ王国大使館より案内があり、タイへの入国希望者は、その便の渡航予定に合わせて医療保険の準備や隔離施設(ASQ)の予約をし、COE申請という流れになるものと想定されます。
【日本出国時およびタイ入国時に提示が必要な書類】
下記の書類の提示が必要と案内されています。
(1) 在東京タイ王国大使館、在大阪タイ王国総領事館、もしくは在福岡タイ王国総領事館が発行した入国許可証(COE)
(2) 記入し署名済みの申告書 (Declaration Form)
(3) 英文の搭乗可能健康証明書(Fit to Fly or Fit to Travel Health Certificate)
(4) 渡航前72時間以内に発行された英文のRT-PCR検査による新型コロナウイルス非感染証明書
(5) 10万米ドル以上もしくはそれに相当する治療補償額の英文医療保険証(新型コロナウイルス関連疾病治療費が付保されていることが明記されていること)
【タイ入国時】
(1) T.8 form (Health Declaration)の記入
(2) タイ当局に指定された医療従事者による医療検査
【タイ入国後】
タイ政府が指定した隔離検疫施設(Alternative State Quarantine:ASQ)で、自己負担のかたちで14日以上の検疫隔離を行うことが要求されます。
隔離検疫施設(Alternative State Quarantine:ASQ)は、タイ政府が指定したホテルとなります。
詳細は下記の公式サイトで案内がされています。空港到着後のホテルまでの送迎、一日三食の食事提供などがセットになっています。
公式サイトがタイ語のみなので、日本人が利用しやすいと思われるスクンビット周辺のホテルのASQパッケージをご参考で掲載いたします。
既に多数の予約が入って混みあっているとの情報がありますので、予約が必要な場合は、直接ホテルへ電話をして確認されることをおすすめいたします。
Grande Centerpoint Hotel Sukhumvit 55
利用可能室数:130室
提携病院:Sukhmvit Hospital
トンローSoi55にある5つ星ホテルです。日本からの出張で利用されたことがある方も多いと思います。
利用可能室数:79室
提携病院:Sukhmvit Hospital
BTSオンヌット駅近くの3つ星ホテルです。それなりの快適さで価格を抑えたい方に向いています。
提携病院:サミティヴェート病院
6月にオープンしたばかりの日系ホテル。BTSアソーク駅に直結です。「梅の花」があり、和食が充実しているようです。提携病院は、日本人に馴染みのサミティヴェート病院となっています。
観光でのタイ入国(トラベルバブル)
トラベルバブルによる観光でのタイ入国は、9月から段階的に実施することが検討がされていましたが、タイ国際航空が10月1日まで日本初バンコク行の運休を決定したことから、トラベルバブルでの渡航が可能となるのは、早くとも10月からではないかと思われます。
タイで計画されているトラベルバブルの概要は、こちらの記事でご確認ください。
日本とバンコクの定期航空便
【バンコクから日本】
バンコクから羽田へ行く便が、ANAが毎日一便、JALが日曜日と水曜日に各一便運航しています。タイから日本へ帰国するのは可能ですが、日本入国後、空港でのPCR検査と14日間の自己隔離が必要となります。
【日本からバンコク】
8月の日本初バンコク行の定期便は全て運休となっています。8月に日本からバンコクへの渡航を希望される方は、タイ政府により準備される特別便を利用することになります。
日本-バンコク線の最新情報は、こちらの記事でご確認ください。
各種規制の緩和状況
夜間外出禁止令
6月15日から解除済で夜間の外出に関して何ら制限はありません。
居酒屋やレストランでの飲食
店内でのソーシャル・ディスタンシングは継続していますが、大幅に緩和されています。
6月15日より居酒屋やレストランでの酒類の提供が可能となっています。酒を飲みながらの食事が可能です。
バーやカラオケクラブ
7月1日よりバー、ナイトクラブ、カラオケクラブ、マッサージパーラーなどの営業が解禁されました。実施されている感染予防対策は下記の通りです。入店時にThaiChanaでのチェックインが義務付けらています。
<バー、パブ、娯楽施設>
- 営業は深夜12時まで
- 入店時にThaiChanaでのチェックインを義務付け
- 店内のテーブルは1.5メートルの高さのパーティションで区切り、客同士は少なくとも1メートル離れて着席
- 店員は常にマスクを着用
- 客同士の相席は禁止
- CCTVにより店内を撮影し、1か月間保管
- 歌や踊りは禁止
<マッサージパーラー、スパ>
- 入店時にThaiChanaでのチェックインを義務付け
- 入浴中を除いて常にマスクを着用
ここが感染第2波の震源地とならないことを祈ります。
2020年ソンクラン休暇の振替日
新型コロナの影響で延期となった2020年のソンクラン休暇の振替日は7月8日、9日、10日とすることで閣議で議論がされましたが、プラユット首相の反対によりソンクランとしての連休は実施されないこととなりました。代替えとして3日間の休暇を祝日のない月などに1日づつばらして休暇を作るという案となりました。
毎年盛大に行われるソンクランのイベントは今年は実施されないことになります。
今後も最新情報が入り次第、随時更新しますのでお見逃しなく。僕のTwitterでも最新情報をお届けしています。